塔をめぐる話(EdFringe)
2021年8月8日
オンライン
ことばとダンス、プロジェクション・マッピングにより創作する作品をライブ配信します。
使用テクストは、川端康成「片腕」、小川未明「黒い塔」そして2001年テロ事件のニュース速報を自動書起こしで再生成した文です。
急速に通信技術が発達した現在、私たちは顔も見たことのない遠くの相手と瞬時に言葉を交わすことができます。
お互いに肉体を接しない者同士として対峙することが増えた時、 言語はどう変化していくのでしょうか。
「昔人類は一つの言語を喋っていた。彼らは天まで届く塔を造ろうとした。神は怒り人間の言葉をバラバラにした。塔は大風により転覆させられた。」
これは旧約聖書に記された「バベルの塔」という物語です。
今回はその昔話を基軸に〈肉体—塔—言葉〉をめぐる3つの断片を作品化します。
肉体と言葉が切断され、再接続していく過程を、カメラごしに覗いてみてください。
【クレジット】
原作:川端康成『片腕』/小川未明『黒い塔』/YouTube自動文字生成-同時多発テロ事件ニュース映像より
ダンス・振付 :今村よしこ
朗読・企画構成:平井光子(重力/Note)
映像・配信技術:Rob Moreno(Media工房)
配信会場 :スタジオ階梯 – 空−